古流の起源

古流の生け花は、今から約260年前の江戸中期から生け花の諸流が乱立します。

主に床の花として活けられたのが始まりです。

古流は始祖を今井一志軒宗普としておりますが伝記はほとんど残っておりません。

記録されている宗普の生け花は、天、地、人三才といわれる三役枝を主軸に

松竹梅の美しさや、バランスの妙を生けあらわしています。

時代を経るに従い、根本が一本に締り、水際の美しさを表現するようになります。

 

古流香和会の歴史

昭和45年4月 初代家元 井口理香、初代会長 井口泰葉が古流香和会を創流

平成13年5月 創流30年記念いけばな展を開催

平成13年10月 初代家元の意思を継ぎ二代目家元 井口理香が継承し現在に至る

 

古流香和会 生け花の特徴

古流の格式ある線状美を生かした生け花で人々の心を和ませる事を主眼としております。

一方で、古流伝統生花と形式に捉われない現代ニーズにも対応した

新感覚的な自由創作いけばなも探求し続けております。

 

古流香和会 生け花の基本

生け花は1本の足が左右どちらかに傾斜しながら立ち上がり

真、流、受という3役枝がそれぞれ3方向へ分岐した形を基本とします。

それを「天、地、人三才の格」といい、天は真、地は受、人は流をさします。

三才とは、宇宙を構成する3つの代表のことで、天は導くもの、地は従うもの、人は和するもの

とする儒教思想を取り入れ名づけられたと言われております。