東京・いけばな教室2021・9月

  • フウセントウワタ
  • リンドウ
  • セロシア
  • 旭ハラン

東京本部いけばな教室、9月の作品です。

「フウセントウワタ」

袋状になったユニークな花材、フウセントウワタをご存知でしょうか?

10月2日の誕生花で、花言葉は「楽しい生活」「隠れた才能」「いっぱいの夢」
そう聞くと、なんだか幸せな気分になって、飾りたい気持ちなります。
運気も上がりそうですね。

参考サイト https://plaza.rakuten.co.jp/lilyandrose/diary/201410020000/

東京・いけばな教室2021・7月

  • ヒマワリ
  • クルクマ
  • オカトラノオ
  • ツリガネソウ

東京本部いけばな教室、7月の作品です。

「自然×アート」

人生を楽しんだり、遊ぶことを忘れてしまうことはありませんか?
いけばなは、そういった私たちの原点を思い出させてくれるキッカケになるかもしれません。

例えば、花を見て「綺麗だなぁ」とか「面白いなぁ」とか色々なことを思います。
しかし、毎日に余裕がなかったり、ストレスを感じている時には、花を見ても何の感情も湧かないこともあると思います。

いけばなをするときは、30分〜1時間程度、集中して花と向き合います。
そういう時間を作ることで普段見過ごしてしまっている大切なことに気がつくかもしれません。

そして、日常に溢れている面白いことを沢山発見できるようになると、人生もより豊かになるのではないでしょうか。

館山・いけばな教室2021・6月

  • ダリア
  • スプレーギク
  • ガマの穂

館山こどもいけばな教室、6月のお稽古です。
季節の花材、ガマの穂を使ったお稽古です。

今回は、いつも意識してもらっている三角形(真・流し・受け)を一度忘れてもらい、自由に生けてもらいました。いつも通り、生けれる子もいれば、どうして良いかわからずに手が止まってしまう子もいましたが、最終的には無事に生け上げることができました。

ガマの穂の高さを生かした縦長の作品や、ガマの穂の葉を編んだり、ハートにしたり工夫した子もいました。
また、ダリアに注目し茎の線の美しさを強調した作品もあり、個性豊かで面白かったです。

  • ダリア
  • スプレーギク
  • イガナス

続いて大人教室の作品です。子どもたちとほとんど同じ花材で、ガマの穂の代わりにイガナスを使っています。ダリアの使い方、水面の処理など繊細なところが大人ならではですね。バランスのとり方も見事です。

東京・いけばな教室2021・6月

  • バラ
  • オンシジューム
  • ニューサイラン

東京本部いけばな教室、6月の作品です。

「多様性」
現代社会で良く耳にする言葉ですが、幅広く性質の異なる群が存在することを意味します。
単にいろいろあるということではなく、類似性がある中で独自性をもつ者たちが共存している状態です。
まさに、花器の上の花たちに同じで、華道家が表現し続けている生け花の真髄に繋がります。

この日の花材は3種類ですが、それぞれ個性的で、1つ1つ見るとまったく性質が異なります。
大ぶりでピンク色のバラ、細かく繊細に咲いたオンシジューム、鋭くとがったニューサイラン。
それらが、花器の上で見事に調和しバランスを取っています。

この生け花の技術や思想は、様々な場面で応用することができます。
私もお花を学んで良かったなぁと思う事が多々あります。

東京・いけばな教室2021・5月

  • ダリア
  • カンガルーポウ
  • ドラセナ

東京本部いけばな教室、5月の作品です。

背景を白と黒にした同じ作品を並べてみました。
背景1つで作品の見え方もまったく違ってくることがわかります。
どちらも違った良さがありますね。

谷崎純一郎の「陰翳礼讃」にもあるように光と影は、いけばなと深い関係があります。
花器と花がバランスをとって作品が完成するように、背景と作品、照明と作品、空間と作品、すべてが調和してバランスをとった時に、いけばなの真髄である「人を和ませる」ことに繋がります。

東京・いけばな教室2021・4月

  • 菖蒲
  • 丹頂アリアム
  • ギボシの葉
  • リモニュウム

東京本部いけばな教室、4月の作品です。
面白い動きの花材と紫の花の組み合わせで、とても気品のある豪華な作品となっております。

凛として真っ直ぐ上に成長する菖蒲と対照的に複雑でユニークな曲線をもったアリアム。この2種類をバランスよく、お互いの良さを生かしながら生けるのがポイントです。

ギボシの葉の見事な使い方に長年お稽古をされてきた先生方の技量とセンスを感じます。

館山・いけばな教室2021・4月

  • ガーベラ
  • アルストロメリア
  • サンゴミズキ

館山こどもいけばな教室、コロナのため長期間お休みさせて頂いておりましたが、久しぶりの開講です。
こどもたちは、ずっとお花の教室を待っていたようで、久々のお稽古に張り切っていました。
また、緊急事態宣言も発令されそうな状況のため、来月以降もどうなるかわかりませんが、コロナが早く終息してくれることを願います。

今回は、新学期に相応しいピンクカラーの花材で揃えましたが、こどもたちは少々苦戦しておりました。
というのも、ガーベラは茎が弱く何度も触ってしまうと倒れやすくなってしまう点。また、アルストロメリアは一本の茎から全部の方向に花が広がっているという特徴があるためです。特にお花をすべて正面から見せたいと考えるこどもたちにとっては、一方を正面に向けると一方の花が反対になってしまうので、どう生ければ良いか困惑してしまったようです。

決して後ろ向きの花がNGというわけではありません。それぞれの花に役割りがあり、支え合ってひとつの作品になっているので、映画やドラマと同様にみんなが主役というわけにはいきません。後ろ向きの花、さりげない花などの脇役の存在は、作品に面白さを加え、主役や作品をより際立たせる役割を持っています。ここの所、需要なのでもう少しわかりやすい表現でこどもたちに伝えていきたいですね。

  • デルフィニウム
  • フリージア
  • サンゴミズキ

続いて大人教室の作品です。こちらも久しぶりの開講で、色々な思いのこもった三者三様の素敵な作品が揃いました。特にサンゴミズキの使い方に大人らしさ、個性が出ています。鮮やかなブルーのデルフィニウムが印象的でとてもきれいでした。

東京・いけばな教室2021・3月

  • バラ
  • フリージア
  • コデマリ

東京本部いけばな教室、3月の作品です。
今年も奥伝、皆伝とお免状授与者がいらっしゃり、嬉しい限りでございます。
おめでとうございます。そして感謝です。

今回の花材はどれも主役になりえる花なので、バランスを取りあうのが難しいのです。中でもコデマリを使いこなすのは、なかなか難しい。自然の曲線を良く観察し、その流れを生かせるかがポイントです。

フリージアは沿岸部でも春に良く見かけます。香りがとても印象的で、生けるときの楽しみのひとつです。また、槍のように尖った刃先も特徴的で、作品にアクセントを与えてくれます。

東京・いけばな教室2021・2月

  • ユキヤナギ
  • チューリップ
  • サイネリア

東京本部いけばな教室、2月の作品です。
コロナウィルスで不安な日々が続きますが、少しずつ活動を再開しはじめております。
人も地球も元気になるように祈りを込めて花を愛でます。

そんな今回のテーマは「明るい春」ということで、元気の出る先品が揃いました。

ユキヤナギは、名前に「雪」という字が入っておりますが、春を代表する花材のひとつです。枝いっぱいに咲く小さな白い花が、残雪のように春の訪れを感じさせてくれます。

そして、もう一つ春らしい花の代表と言えば、チューリップです。多くの品種があることからも愛されているのが良くわかります。今回のチューリップは、丸く可愛らしい一般的なチューリップに比べると、花びらがシャープなのが特徴です。黄色いカラーと相まって一層元気な雰囲気を出してくれています。