東京・いけばな教室2021・6月

「多様性」
現代社会で良く耳にする言葉ですが、幅広く性質の異なる群が存在することを意味します。
単にいろいろあるということではなく、類似性がある中で独自性をもつ者たちが共存している状態です。
まさに、花器の上の花たちに同じで、華道家が表現し続けている生け花の真髄に繋がります。

東京・いけばな教室2021・4月

東京本部いけばな教室、4月の作品です。面白い動きの花材と紫の花の組み合わせで、とても気品のある豪華な作品となっております。凛として真っ直ぐ上に成長する菖蒲と対照的に複雑でユニークな曲線をもったアリアム。この2種類をバランスよく、お互いの良さを生かしながら生けるのがポイントです。ギボシの葉の見事な使い方に長年お稽古をされてきた先生方の技量とセンスを感じます。

東京・いけばな教室2020・10月①

サンゴミズキは、その枝ぶりを活かすように、スッとラインを作ることで、空間や余白を作り、また作品に躍動感を与える役割を持っています。

小菊のような一本の茎に数個の花をつける花材は、塊を作ることで、緩急を生み出します。密集している部分と、すっきりと抜けている部分を作り、緩急をつけることで、立体的な深みのある表現になります。

リケイトウのような個性的なイメージを持つ花材は、作品に個性をもたらし、作品の幅、表現の幅を広げてくれます。